食べ物の持ち帰りがこの頃随分と当たり前になってきました。以前はレストランでなどで食べ残してしまうと、持ち帰りはお店の人はいい顔はしませんでした。しかし最近は快く持ち帰り用の食品容器をくれます。SDGs持続可能な開発目標の関係でしょうか。
コロナ感染症の影響でしょうか。随分前になりますが海外旅行をした時に、テイクアウトで酸辣湯麵を買ったら、ポリ袋に流し込んでひょいって紐で縛り、手渡してくれた体験は衝撃的でした。しかしよく考えてみると、その合理性に感心をしたことがありました。食品容器、特に業務用は一番に求められるのはやはりコスパでしょうか。
そして水分油分などに対する耐久力も考えなければなりません。普段何気なく使っている食品容器に目を向けると様々な工夫がされていることに気がつきます。業務用食品容器について視点を広げてみると、色や形はもちろんその素材にも関心は向きます。自然素材が業務用に使われていると何故かおしゃれに見えてしまいます。
そして不思議に美味しそうに見えて、購買意欲も掻き立てられます。それは容器を持って食べる時の手触りや舌触り、さらに耳に聞こえる音に心地よさを感じるからでしょうか。プラスチック製のものには「パリパリ」というような鋭角的な感覚をイメージします。しかし自然素材はもっとまろやかな何と表現すればよいのか迷います。
そう「もくもく」?「さらさら」?皮膚に馴染むような感じを受けます。食品容器におしゃれを求めるのは、もしかしたら見た目の他にも人の肌感覚の心地よさをも求めているのかもしれません。